オススメの漫画『光とともに…』

 こんにちはポーンです。

 今回は一人でも多くの人に読んでほしい漫画を紹介します。それが光とともに…という作品です。私が小学生のときにドラマにもなった名作です。一般の方にも読んでほしいですし、医学を志している人には特に読んでほしいです。

 私は小学生のときにこの作品と出会い、人生が変わりました。

光とともに…』はどんな作品?

 『光とともに…』は自閉症の子(東 光)とその母(東 幸子)を描いた作品です。親戚に我が子を理解してもらえなかったり周囲からの偏見や差別に苦しんだり、たくさんの悲しみや苦しみを感じながらも周囲の手を借りながら我が子を育てる母の姿に何度も涙します。

自閉症についての説明は申し訳ありませんが避けさせていただきます。医学を勉強中である私がこの疾患について説明することは、誤解や偏見を生む可能性があり、あまりにも無責任な行動だと判断しました。他の専門的なサイトからの引用も考えましたが、誰にでも分かりやすく説明しているものを見つけられませんでした。

 

この作品のポイント

・子どもと共に成長する大人の姿

 当然ですが子どもである光くんは作品を通して成長していきます。それと同時に、親である幸子さんも母として成長していきます。また、光くんと関わる周囲の大人も自閉症の理解を通じて成長していきます。人としての成長は何歳になっても止まらないことを改めて感じました。

 

・人の心の温かさ

 自閉症は身体的な特徴がないので周囲の人に理解してもらうことが難しいことがあります。また、自閉症を含め病気に対する差別は残念なことに社会にいっぱいあります。そんな中で、光くんを理解し、手助けしてくれたり励ましてくれたりする周囲の人の温かさに何回も感動で涙がでます。光くんの味方でいてくれる同級生、優しく見守ってくれる大人達が本当に良いんです。

 

・家族の愛

 光くんはコミュニケーションが本当に苦手です。光くんのお母さんもお父さんも光くんを理解してあげられるようになるまで時間がとてもかかりました。ときには光くんにきつくあたってしまう場面もあります。それでも我が子なのです。言葉で通じ合っていなくても心で通じ合っているんです。家族の愛がそこにあるんです。

 

最後に

 この作品の作者、戸部けいこ先生はこの作品を完結する前に、2010年に52歳という若さでお亡くなりになられました。訃報を知ったとき悲しみでいっぱいになったことを今でも覚えています。

 『光とともに…』を心の支えにしていた方はたくさんいたと思います。とある自閉症児をもつ親の会に戸部けいこ先生が特別ゲストとして招かれたとき、会場にその日一番の拍手が鳴り響いたそうです。

 私が小学生の頃は今ほど自閉症が社会で知られていませんでした。そんな中、『光とともに…』が漫画として売れたりテレビドラマで放送されたりすることで、たくさんの人に自閉症の存在を知ってもらい、支援の手が広がったのではないかと思っています。

 

 戸部けいこ先生、素晴らしい作品を本当にありがとうございました。安らかにお眠りください。